ill-identified diary

所属組織の見解などとは一切関係なく小難しい話しかしません

[宣伝] SAS ユーザー総会 2017で発表する

この記事は最終更新日から3年以上が経過しています

久々の更新だが, 残念ながら大したことは書かない.

去年に引き続き, 8月4日の SASユーザー総会 2017 で発表する. 今年は都内で開催される.
www.sascom.jp

  • 場所: 東京大学伊藤国際学術研究センター, room D-07
  • 時間: 8月4日 (2日目) 11:00 - 11:30
  • タイトル:『ID-POSだけで始める新しいRFM分析: データステップで実装するモンテカルロ法を用いて』

タイトルから想像がつくと思うが, 以前書いたこの記事と関連が深い.
ill-identified.hatenablog.com
もちろん発表内容の詳細をここに書くことができないので, かぶらない範囲で内容を補足説明しておく.

以前書いたブログ記事では, stan でなんとか計算できないか, と試していたが, 今回は元論文のやり方により忠実に行なった. 実際のところ, より忠実な実装のほうが stan よりかなり速く計算できる. SASC++ で試したが, いずれも stan よりも速い. このモデルは個別パラメータをそれぞれ個別に計算できるが, 現状の stan ではどうやってもモデルの同時分布を計算するしかないため, 計算が遅くなると考えられる*1.

とはいえ, この方法は実用に際して他にも課題がある. そのことも含めた内容を発表する予定.

*1:とはいえ, stan と生の C++ の速度を単純比較するわけにもいかないが……